Wayback Machine とは
Wayback Machine は、過去のWebページを閲覧・保存するサービスです。
- このサイトの昔の様子を知りたい!
- 今は無きあのサイトが見たい!
といった方にオススメです。
保存ページ数は、6,820億以上にも上ります。(2022年5月の時点)
Wayback Machine の使い方 (ニコ動の黎明期へGo!)
Wayback Machine を使って、ニコニコ動画の黎明期にタイムスリップしてみましょう。
まず、https://archive.org/web/ にアクセスします。
閲覧したいページのURLを入力
以下のような検索ボックスが表示されます。
ボックス内に、ニコニコ動画のURL (https://www.nicovideo.jp/) を入力し、“BROWSE HISTORY” をクリックします。
閲覧したい年を選択
年毎の棒グラフが表示されます。
黒色の棒は、保存されているページ数を表しています。
ここでは、最も古い 2007年 を選択します。
閲覧したい日時を選択
選択した年のカレンダーが表示されます。
最も古い 1月7日 (JAN 7) を選択後、08:37:07 を選択します。
過去のWebページが表示
2007年1月7日 8時37分07秒 時点のニコニコ動画のページが表示されます。
URL: https://web.archive.org/web/20070107083707/https://www.nicovideo.jp/
「ザ・黎明期」という感じですね。
自分はこの時代のニコ動を知らないはずですが、なぜか懐かしさを覚えます……
ニコ動以外のサイトの黎明期
YouTube
2005年4月28日 1時47分15秒 時点
URL: https://web.archive.org/web/20050428014715/https://www.youtube.com/
コンテンツ表示には、”Adobe Flash Player” が使われていたようですね。(現在はサポート終了)
昔がどんな動画があったのか、気になります。
ドコモ
1996年11月12日 14時56分49秒 時点
URL: https://web.archive.org/web/19961112145649/http://www.nttdocomo.co.jp/
「ポケベル」という懐かしのワードが見えます。
また、ドコモの昔の社名は、「NTT移動通信網株式会社」だったようです。
Wayback Machine の応用例
Wayback Machine は、SEO対策や競合サイトの分析に活用できます。
自社サイトを保有する企業や、アフィリエイトを行うブロガーにとっても、役に立つツールです。
SEO対策
自分のWebサイトのページを一部変更した結果、検索順位が低下
↓
Wayback Machine を使って、自分のWebサイトの以前の状態と比較
↓
検索順位低下の原因を分析
競合サイトの調査
競合サイトの検索順位が上昇
↓
Wayback Machine を使って、競合サイトの以前の状態と比較
↓
検索順位上昇の原因を分析
補足:Internet Archive の概要
Wayback Machine の提供元 “Internet Archive” について、簡単にまとめました。
組織 | 非営利団体 (寄付金によって運営) |
活動 | 世界中の様々なデジタル資料の保管 (Webサイト、電子書籍、動画、音源……) |
目的 | 世界中の人々がデジタル資料を、将来に渡って利用できるようになること |
歴史 | 1996年、Brewster Kahle (ブリュースター・ケール) 氏によって設立 |
拠点 | サンフランシスコ (アメリカ) |
終わりに
今回は、Wayback Machine を使って、Webサイトの過去を調べる方法を紹介しました。
気になるWebサイトの過去の姿を見るのは、とてもワクワクします。
面白いだけでなく、SEO対策や競合サイトの分析など、ビジネスにおいても活用できます。
Wayback Machine で、あなたもWebサイトのタイムトラベルを楽しみませんか?
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